本当に怖い話！真贋調査に備えるためにやるべきことは！？

「本当に怖い話！真贋調査の実態」を読んでいただき、真贋調査が恐ろしいことがよくわかったと思います。
でもせっかくAmazon販売について勉強し、販売知識も身につけてきた以上は、積極的に頑張っていただきたいです。

そうはいっても、残念ながら、お話してきた通り、今のところ100％真贋調査を避ける方法は存在しません。

うちくん

え…？それならやっぱり怖くて販売できないです…

でも大丈夫です。
100％は避けれなくても、リスクを軽減させることや備えておくべき方法はあります。
真贋調査はいつ誰にきてもおかくしくないものだと思い、しっかりと理解して備えておきましょう。

おもち

１　真贋調査とは

真贋調査がきてしまう理由については、下記の表になります。

いくつか種類があり、それによって事前の対策方法が変わってきます。

２　真贋調査へ備える方法

備える方法については、大きくわけて２つあります。
　・事前に真贋調査がくるリスクが高い商品を見極める
　・必要書類を整えておく

これらについて詳しく解説していきます。

２－１　事前に真贋調査がくるリスクが高い商品を見極める

当たり前のことですが、Amazonが真贋調査を行う理由は、大事なお客様に対して信頼を損なう可能性があるからです。
逆を返せば、「信頼を損なう可能性がある商品を先に見極めて出品しないこと」が重要になってきます。

種類別にある程度、真贋調査の対象になり得る商品を予測することができます。
事前に予測することで、販売自体を回避できれば、真贋調査がくる可能性をぐっと下げることができます。

・知的財産権
・購入者からのクレーム
・ランダムピック

種類ごとに商品の傾向を解説していきましょう。

２－１－１　知的財産権

知的財産権についての真贋調査は、メーカーからのクレームによるものが多いようです。
メーカーからのクレームが来ている原因は
　メーカーが直接販売している商品が売れなくて困っているというケースがあります。

このように自分の商品を自分で売りたいメーカーさんからの要請によって真贋調査につながるケースです。
クレームの多いメーカーさんは常連になっているようで、事前に商品を仕入れる時のリサーチで大体予測することができます。
みなさんもリサーチする時にリサーチツールを導入していると思います。
私は、デルタトレーサーやKeepaを使用していますが、先程いった危険を予測するために知りたい情報は以下の二つです。
　①出品者数の波形
　②販売価格の波形

どのツールを使っていても、大体この２つはわかると思います。
この２つの情報から、危険な波形を読み取ましょう。
読み取り方は次の通りです。

①出品者数の波形

出品者が常に１，２の状態で、多くなってくると、あるタイミングで９０度にガクッとグラフが下がって、また１，２人で落ち着きます。
これを繰り返しているのは、出品者が増えてくるとメーカーがクレームを言って、出品停止といったことを繰り返しているからです。
このような波形になっているものは、実際に出品者のストア名を確認しても明らかにメーカー本体であることがわかります。

②販売価格の波形

これは、価格の波形ですが、こちらも価格が下がっていると不自然に９０度に上がり、定価付近に戻ります。
先程の出品者数の波形と合わせて見る必要がありますが、これもメーカーが、あまりに安く販売する出品者に対して、偽物でないかとクレームをいい、この商品に対して適正価格での販売を求めています。

２－１－２　購入者からのクレーム

こちらは、Amazonの商品を購入した購入者からのクレームで、偽物と疑われる場合に調査がくるものです。
出品者は、膨大にあるAmazonの規約に従い出品していく必要があります。
その中でも特にクレームがきやすいものは２つです。
　・並行輸入品
　・見た目は新品だが新品ではない商品

自分たちは規約を守って出品していると思っても、お客様から偽物なのではないかなどのクレームが入るとかなり大変です。

例として
・並行輸入品は、正規の輸入品と商品の日本語表示のラベルが異なる場合があります。その表示の違いで、お客様に偽物なのではないかと疑われる。

・見た目は新品であっても、メーカー保証が受けられない商品などは、Amazonで新品としての出品はできません。店舗の保証印が押印されていたり、購入日が保証書に記入されているなど、新品ではないのに新品で販売されていて、お客様から苦情が入る。

などこういったクレームから真贋調査がくるケースです。
規約などを確認し、慣れないうちは
　・並行輸入品の取り扱いはしない
　・保証印があるものは必ず中古として出品する

上記のことを意識し、出品する場合には、商品情報に明瞭に表示しておきましょう。
表示しておくことで、万が一調査が来た場合にも、表示している旨を主張することができます。

２－１－３　ランダムピック

こちらは、新規出品者がランダムに狙われやすいものです。
詳細の条件は公表されていませんが、ある程度AIで自動検知されて無作為に選ばれているといわれています。

これらの商品に多いカテゴリーは
　・ゲーム機本体
　・美容家電
　・ブランド品

などが多いようです。
上記カテゴリーについては、新規出品者にとって手が出しやすいものです。
なぜかというと、これらのカテゴリーについては、

スクールやオンラインサロンなどで出回ることが多い情報だから
です。

情報発信者はわかりやすい、利益がとりやすい商品を初心者におすすめします。
そして初心者は、その情報を元に仕入れを行います。
よって新規出品者が多くなる傾向があるものは情報発信者が発信している商品なのです。

一時期、プレーステーション４の周辺機器（ホワイトコントローラー）が同じような価格で、新規出品者ばかりになったことがあります。
そのような商品はランダムにピックアップされる商品として選ばれやすく、運悪く同様に出品している場合、巻き添えを食らうことがあります。
よって新規出品者が多くいる商品はAmazonに目をつけられやすい商品になっている可能性が高いため、できる限り販売を控えましょう。

２－２　必要書類を準備しておく

２－１のように色々と予測して事前に備えていても、真贋調査がくるときはきてしまいます。
そんな時には迅速で的確な対応が必要となります。
商品が本物である証明をする必要があります。

商品が本物である証明をするためには以下の書類を提出しなければなりません。
　・請求書
　・領収書
　・レシート

そのため購入したときの書類は必ずとっておきましょう。
※確定申告時にも必要なため必ず保管しておきましょう。

これらについて、必要な情報は
　・購入者の名前
　・購入日
　・仕入れ先がどこか
　・数量
　・どのような商品か

特に重要なのが
どのような商品であるか
ということです。

どのような商品か、わかるためには
　・メーカー
　・型番
　・名称
　・JAN
など、手書きで書いてもらうなどして、「どのような商品か」を明確にわかるようにしておくことが望ましいです。
これらの書類を用意しておけば、たとえ真贋調査がきたとしても落ち着いて対応することができます。
それでも対応が難しい場合には、真贋調査のスペシャリストなどに依頼する方法も検討しましょう。

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らじゃ☆