今回は、Amazonせどりで必ず知っておくべき【FBA】についての解説です。
Amazon販売において、出品者にとって便利なサービスであるFBAですが、色々と細かくルールがあるのをご存知ですか?
私は、独学でAmazonせどりを始めましたが、副業であるため、業務の効率化を優先しているため、基本的にはFBAというAmazonのサービスを利用しています。AmazonのFBAは、商品販売のためのほとんどの作業をAmazonが代行してくれるもので、非常に便利なのですが、その分Amazonの規定に基づいたやり方でなければなりません。これが本当に複雑で読み込むのが大変で、初心者の頃は失敗も多かったです。でも安心してください。最初は「FBA」の細かいルールが全く分からなかった私でも、Amazon販売1年目から売上1900万円を出すことができました。
今回は、FBA納品で受領拒否される原因についてお話します。
AmazonでFBAは必ず押さえておくべき基礎的なことです。FBAを利用するためには、商品をAmazonの倉庫に納品しなければなりませんが、この時に受領拒否されることがあります。今回はそのFBA納品時に受領拒否される原因についてお話します。これは必須知識なので必ずおさえておきましょう。
目次
FBA納品時の受領拒否とは
そもそも、今回のテーマである
「FBA納品で受領拒否される原因」
ですが、FBA納品の受領拒否っていつ?という疑問が生まれる方もいると思います。
FBAについて分からない人は、この記事(FBAってなに?)をご覧いただければと思います。
他の記事にも何度もこれは書いているのですが、この流れは、頭に叩き込んでもらいたいことなので、何度でも書かせてください。
もう既に脳に刻まれている方は、この項目の最後の赤文字まで読み飛ばしてください。
FBAを利用すると、通常Amazon販売において自分でやらなければならない作業(自己発送)の大部分をAmazonがやってくれます。
自己発送 | FBA利用 | |
①商品登録 | 自分 | 自分 |
➁在庫の保管 | 自分 | Amazon |
③注文管理・梱包 | 自分 | Amazon |
④発送 | 自分 | Amazon |
⑤カスタマー対応 | 自分 | Amazon |
この表でFBA利用の欄をご覧ください。
①の商品登録だけは自分たちでやる必要がありますが、②~⑤まではAmazonがやってくれます。とても楽ですね。
でも②~⑤をAmazonに委託するためには、Amazonに商品を送らなければなりません。
この、出品者からAmazonに商品を納品する【①➡➁】の工程を
「FBA納品」
と呼んでいます。
受領拒否をされることがあるのは、【①➡➁】のFBA納品時のこと。
私達がAmazon倉庫に送った商品の入ったダンボール(輸送箱)をAmazonが受け取ってくれないこと
を受領拒否と呼んでいます。
受領拒否はなぜ起きるか?
Amazonは、私たちECセラーに対して、ネット上で売る場所を提供してくれています。
そしてFBAも出品者のためにあるサービスです。
FBAサービスを利用することで、Amazonもメリットを受けているので、基本的には利用して欲しいサービスなのです。
では、なぜ、受領拒否が発生するのでしょうか?
それは、
出品者がAmazonのルールを守っていないから
なんです。
Amazonで商品を販売する以上、Amazonの決めたルールに従わなければなりません。
このルールを無視した方法で納品したら、さすがに「受領できませんよ!」とAmazonもオコになりますよね。
そういった理由で受領拒否が起こるのです。
FBA納品で受領拒否となる7つの原因
Amazonが決めているルールの通りにFBA納品をしないと受領拒否される可能性があることが分かったかと思います。
では、どのような原因で受領拒否になるのでしょうか。
ここでは主な原因を7つ挙げます。
①納品先倉庫間違い
➁サイズオーバー
➂重量オーバー
④商品の破損または汚れ
➄改造ダンボールの使用
⑥輸送箱の損傷
➆輸送箱をまとめている
1つずつ見ていきましょう。
①納品先倉庫間違い
FBAでは、納品する前に商品の出品作業を行います。ここで、自分が商品を送るFBA倉庫が割り当てられます。納品先の倉庫は、『割り当てられた倉庫』でなければなりません。
これが別の倉庫に送ってしまった場合には受領拒否されますので、気をつけましょう。
これは、特に、初心者よりも少し慣れてきた人に起こり得る現象です。
➁輸送箱のサイズオーバー
輸送箱は商品サイズ区分によって寸法の上限が決まっています。これを超えて、FBA納品することはできません。
商品サイズ区分 | サイズ |
小型/標準サイズ | 輸送箱の三辺が18.1×10.0×2.5cmより大きく50cm×60cm×50cmより小さい |
大型サイズ | 三辺の合計が216cm以内であること |
特大サイズ | 三辺の合計寸法が400cm以内、最長辺が250cm未満であること |
サイズオーバーの状態で納品すると受領拒否されることがありますので気をつけましょう。
➂輸送箱の重量オーバー
サイズの寸法だけでなく、輸送箱の重量の上限も決まっています。
商品サイズ区分 | 重量 |
小型/標準サイズ | 30kg以内 |
大型サイズ | 40kg未満 |
特大サイズ | 40kg未満 |
この重量は結構余裕があると思います。しかし、大きなダンボールに大量の本を詰める場合には、重量が重くなりがちなので注意しましょう。
④商品の破損または汚れ
商品自体にも破損や輸送途中で、箱の中で傷ついたと思われるものなど、受領拒否される可能性があります。
これらは、輸送箱の中に緩衝材をいれるなど、ある程度防ぐことができますので、工夫して、破損・汚れや水濡れが生じないようにしましょう。
➄カスタマイズされたダンボールの使用
カスタマイズされたダンボール=改造ダンボールの使用は禁止されています。
☑商材に合わせて段ボールを組み合わせ、箱のサイズを大きく、または小さく加工した輸送箱
☑別の段ボール箱を蓋代わりに使用した輸送箱
箱をくっつけたり、切って小さくするなど、メルカリではやるようなことでもAmazonのFBA納品で改造ダンボールを使ってはいけないんです。
意外とやってしまいそうなことなので、意識して気をつけましょう。
⑥輸送箱の損傷
輸送箱は強度のあるものでなければなりません。
輸送時や入荷処理時の作業負荷に耐えられる丈夫なものにしないと、箱がつぶれてしまったり傷ついたり、最悪、中の商品にも影響を及ぼしてしまいます。
これは、傷ついてしまうと受領拒否どころか、戻ってきた商品が販売不可能なものになってしまうこともあるので細心の注意をはらいましょう。
➆輸送箱をまとめている
FBA納品では、輸送箱が複数になることがあります。しかし、その複数の輸送箱を、袋、ゴム、または紐を使用して輸送箱をまとめてはいけません。
【まとめ】FBA納品で受領拒否される原因
■Amazon倉庫に送った商品の入ったダンボール(輸送箱)をAmazonが受け取ってくれないことを受領拒否と呼んでいる。
■受領拒否が発生するのは出品者がAmazonのルールを守っていないから
■FBA納品で受領拒否となる7つの原因
①納品先倉庫間違い
➁サイズオーバー
➂重量オーバー
④商品の破損または汚れ
➄改造ダンボールの使用
⑥輸送箱の損傷
➆輸送箱をまとめている
AmazonのFBA納品で受領拒否される原因について解説しました。
なかなか、FBAは独自のサービスなので、分かりづらいです。FBAで納品する時も、ルールがきちんと決まっています。ルールを知らなかったではすまされず、知らない事で思わぬ損失につながりかねないので、必ず理解しておきましょう。FBAは素晴らしいサービスなので、使わないという選択肢はありません。FBA納品をスムーズに行うために、納品時のルールについては理解を深めていきましょう。