それはモノが売れやすくなるからです。
今回はカートをとること、の意味、条件、重要性をお話していきます。
この記事はこんな疑問を解消します
・「カートをとる」とはどういうことか
・「カートをとる」ための条件は
目次
1 「カートをとる」とは
「カートをとる」とは、購入ページにおいて購入者が「購入する」ボタンを押した際に、自動的に選ばれるショップになることを意味します。
言葉で説明しても分かりにくいと思いますのでので、図解していきます。例えば、この商品を例にあげてみましょう。
このように「カートに入れる」のボタンを押すと、購入される商品はAmazon側でショップが選択されます。「カートに入れる」の少し下の方を見ると、この商品は100点出品されているのが確認できるので、すべての出品者を見て選ぶことも可能ですが、基本的に購入者は、「カートに入れる」ボタンを押して選ばれているショップから商品を購入します。私自身、Amazon販売を始める前は、ほしいものがあった時、何も考えずにカートに入れるボタンから決済に進んでいました。多くの人は、複数のショップを確認することなく「カートに入れる」ボタンから購入しているので、「カートをとる」ことが、売上に大きく直結することは間違いありません。Amazon販売をする上では、カートをとることを強く意識しなければならないのです。
2 カート取得のための条件とは?
カートを取得するための条件には様々な要素が必要となりますので、その要素についてお伝えしていきます。
条件その① 大口出品
カートの取得率を上げるためには、まず大口出品者であることが条件です。小口出品者は、カートを取得することができません。別記事で「初心者は大口出品にするべき」とお話しましたが、その理由のひとつは、カート取得率を上げるためです。何度も言うようですが、カートを取得した方が、購入される確率は確実に高くなりますので、前提条件である大口出品で登録することをおすすめします。
条件その② 一定数以上の実績があること
具体的にどれぐらいの実績があれば良いなどとは、明確に記載されていませんが、一般的には実績があるとカート取得率が高くなると言われてます。カテゴリーごとに基準がありそうですので、実績のあるカテゴリーでは、そのカテゴリーでのカート取得率も個別に上がります。
条件その③ お客様を大事にすること
Amazonはお客様をとても大事にしている企業ですので、お客様に満足してもらえるショップに対し、カートをとらせようとAIで判断されているとも言われています。
では、お客様に満足してもらえるショップとはどのような条件を満たしているショップなのでしょうか。
それは、
Y:安い
H:早い
T:丁寧
O:多い(在庫数)
少し、無理矢理ですが、お客様の満足度を高めるには、この、YHTOを意識することが重要です。別記事で、YHTOについて記載するので、ぜひ、そちらも参考にしてください。
3 カートを取得できないケースもある!?
上記の条件を満たしても、カートを取得できないケースがあります。
それは、Amazonという企業自体が販売している商品の場合 です。例えば、この商品を例にあげてみましょう。
このページで読み取れることは
・カートはAmazonという企業自体がとっている
・商品自体の出品者数は165
さらに出品者一覧を見て、「新品・prime」に絞り込みを行うと下の画面が出てきます。
カート取得価格(Amazon) 3,021円
最安値 2,980円
このようにショップがYHTO(安い・早い・丁寧・多い(在庫数が))を行っても、Amazon本体がいる商品は、ほとんどの場合はカートを取得できません。
基本的に、Amazon本体は販売している商品は、
Amazon.co.jpが優先的に販売し、ショップが価格を下げても価格を下げ、追随してくるため、カートをとらせてくれません。
なぜなら、Amazonも、お客様が信頼できるサービスを提供するには、自社で調達してきた商品を、自社で管理している仕組みで梱包・発送する方が安全であると考えているからです。
少し、金額を下げてでも、Amazon本体の商品を販売しようとカートを他社にはゆずらないようになっていますのでこのような商品のカート取得は非常に難しくなって」おります。
4 まとめ
まとめ
- Amazon販売をする上で「カートをとる」ことは非常に重要である。
- カートを取得するためには条件を満たす必要がある
- Amazon自身が販売している商品のカート取得は非常に困難