まだまだ真贋調査について続きますよ。
真贋調査ってなに?って方はこちらもCHECK
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本当に怖い話!真贋調査とは!?
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真贋調査の実態についてわかっている限りを解説していきたいと思います。
真贋調査はいつ誰にきてもおかしくないのです。
事前に真贋調査についてある程度理解していたとしても日々の仕入れや販売などに追われてくると、次第に意識が薄れてしまうものです。
販路をAmazon販売だけに限定してしまうと、真贋調査がきてしまうことで、調査中は売上金が留保されるなど致命傷になることもありますので、正直に言いますと販路を拡大していくことをおすすめします。
しかし、初心者の方は、まずは真贋調査について徹底的に知識をつけて、極力調査を避けるための準備はしておきましょう。
ポイント
・真贋調査の実態は?
・真贋調査を避けるために事前にできることをより詳しく知りたい
目次
1 真贋調査は誰が行っているのか
そもそも真贋調査はAmazonの誰が行っているのでしょうか。
真贋調査がくる原因は様々ですが、担当している部署は以下の2箇所です。
・アカウントヘルスサポート
・アカウントスペシャリスト
名前の違いからもサポートとついているマイルドなアカウントヘルスサポートとアカウントの専門家であるアカウントスペシャリスト(通称アカスぺ)では、同じ真贋調査でも、精神的・肉体的なダメージが大きく異なります。
1-1 アカウントヘルスサポート
該当商品について、お客様などからクレームが入った際に連絡がくる可能性があるのが、このアカウントヘルスサポートです。
Amazonのセラーセントラル上にもアカウントヘルスという項目があると思いますが、アカウントヘルス=アカウントの健全性をあらわしています。
アカウントの健全性に傷がつくような状態になると、内容によっては、連絡があり、該当商品は一度販売中止になり、アカウントヘルスサポートからメールがきます。
メールは、人間味があるもので、電話対応もしてくれます。
販売中止になった商品を再出品したい場合、請求書および業務改善書を提出します。
そこまで気負わずに連絡をとりながらできるため、求められた提出物をしっかりと提出することで真贋調査をクリアできる可能性は高まります。
1-2 アカウントスペシャリスト
こちらは、本当に恐ろしい方の真贋調査を行っている部署です。
メールは、無機質であり機械的なもので、電話対応などは一切ありません。
請求書と販売証明書、業務改善書を提出しなければなりません。
かなり心細く、提出書類も難易度が高いものとなっています。本物であることが証明できないと、アカウントが閉鎖される可能性があるのがこちらです。
2 真贋調査の提出物
アカウントヘルスサポートにしてもアカウントスペシャリストにしても、提出書類は
・請求書
・業務改善書
・販売証明書
を用意しておく必要があります。
3 真贋調査を極力避けるために事前に行うべき4つのこと
事前に書類をそろえておくことも防止策の一つですが、実際に運用していく上でも、真贋調査を極力避けるためには事前に4つのことを意識しながらAmazon販売をすると真贋調査のリスクを下げることができます。
その4つは以下の通りです。
・商品管理の徹底
・領収書などの購入を証明する書類の保管
・真贋調査がきそうな商品をリサーチ
・新品での出品を選ばない
ひとつずつ説明していきます。
3―1 商品管理の徹底
真贋調査となんの関係があるのだろう?と思う方もいるかもしれません。
真贋調査は本来、商品が本物かどうかの調査ですが、お客様からのクレームなどから真贋調査に発展することもあります。
(例)傷や凹みが多い
新品とは思えない
異常に安すぎる
こういったクレームから、本物なのかどうなのか、仕入れルートがどうなのか、出品のルールに違反しているのではないかなどの疑いをもたれてしまうことがあります。
クレームがこないような商品にするために、商品管理をきちんと行いましょう。
FBAを利用する場合、Amazonの倉庫内で傷つく可能性もあるので、責任の区分をはっきりわけるために、私は、高価なものや貴重なものは、FBA納品前に写真を必ず撮っています。
商品管理を徹底し、真贋のリスクを軽減させましょう。
3―2 領収書などの購入を証明する書類の保管
購入したときの書類は必ずとっておきましょう。
真贋調査の時はレシートより領収書の方が購入者の氏名が入っているのでベターと言われています。
領収書の、必要な情報は
・購入者の名前
・購入日
・仕入れ先がどこか
・数量
・商品が何か
です。
複数の商品を購入すると、領収書だと一括金額が載ってしまうので、その場合は、明細をつけてもらうようにしましょう。
店舗によっては、明細を印字してもらえるところもあります。
明細の印字ができない場合は、レシートのコピーをもらっておきましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、真贋調査がきてからこれらの書類を遡って用意するのは至難の業です。
高価な商品、レアな商品だけでも良いので、自分で判断基準を決めて、領収書および明細をとっておくことをおすすめします。
3―3 調査がきそうな商品をリサーチ
真贋調査がきそうな商品はある程度事前に見極めることが可能です。
これらは
・出品者数の波形
・販売価格の波形
で危険なものがあります。
危険な商品は仕入れないことでかなりリスクを軽減できます。
波形の見極め方についての詳細は別記事で解説していますので、確認してみてください。
3―4 新品での出品を選ばない
確定している情報ではありませんが、真贋調査は新品商品が対象になることが多いそうです。
中古に100%調査が入らないかは不明ですが、新品の商品に対する真贋調査が多いためリスクを減らすことができます。
1つ目に挙げた、商品の管理にもつながってきますが、商品が汚れていたり色褪せがあるなどの商品は、本来中古で出品するべき商品です。
お客様は新品と聞くと、外箱やパッケージなどきれいなものを想像して、新品に見合う対価を支払って購入します。
それなのに届いた商品が未開封未使用であっても外箱に傷が多かったら、新品ではないですよね。
誤表示となってしまいます。
そうは言っても、人によっても価値基準は違います。
こちらが確実に綺麗で納品にも問題がないと自信を持っていたものでも、お客様にとっては新品とは思えないということもあります。そのような時のために、
「中古‐ほぼ新品」で出品しましょう。
商品説明次第では、新品とあまり差がないぐらいの価格で売れますし、少しでも微妙だなと感じた商品は、迷わず
「ほぼ新品」を選ぶようにしましょう。
もちろん、ほぼ新品も中古品扱いになり、古物商許可証が必要ですのでご注意ください。
古物商許可証についてはこちらの記事もCHECK
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せどりに必須の古物商許可証って何?申請から取得までの流れについて
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4 提出書類が揃っていない場合の対応
真贋調査が来た場合、提出書類は出来る限り早く揃えてAmazonに提出しましょう。
領収書は日頃から保管を行っていれば焦らずとも用意できますし、業務改善書は反省文のようなものなので、作成に苦労はしますが、こちらも用意することはできます。
しかし、販売証明書は、メーカー本体やメーカーと流通のある卸などであれば出してもらえる可能性はありますが、小売店で仕入れている商品は基本発行してもらえないと考えましょう。
ただし、販売証明書がないから、もうアカウント閉鎖だ、、オワタ。。とならないように、最後まで諦めないように取り組みましょう。
とにかく大切なことは、諦めずに最後まで用意できる書類を作成し続けることです。
実際に知り合いにも諦めずに連絡をとり続けて、領収書と業務改善書でクリアできた方もいます。
目をつけられている程度や、Amazon担当者側のさじ加減にもよるのかもしれませんが、粘り強く行っていきましょう。
だめだった場合はその時また考えていきましょう!
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らじゃ☆