この記事はこんな疑問を解消します
・投資信託とは?
・投資信託の仕組みとは?
・おすすめの投資方法はなに?
目次
1 投資信託とは?
投資信託とは、
投資家(もちろん私達も立派な投資家です!)から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめて、それを運用のプロが、株式や債券などを投資・運用する商品
のことです。
集めた資金をどのような対象に投資するかについては、投資信託ごとの運用指針にもとづいてプロが行います。
その運用の成果がでれば、利益は投資家に還元されるというものです。
2 仕組みはどうなっているの?
販売会社
運用会社
受託会社
投資家から預かったお金は受託会社の資産とは別に管理されるよう義務付けられているため、会社が破たんすることによって投資家が損害を被ることはない。
3 4つのメリット
投資信託のメリットは主に4つあります。
① 少額投資から始められる
通常、株式や債券を購入したい場合には、ある程度のまとまった資金が必要となります。
例えば、日本の大手企業トヨタ自動車は1株あたり5000円から7000円付近を推移しています。
トヨタ株を購入したい場合、1株から購入できれば良いのですが、最低購入株数が100株からとなっているため、トヨタ株を自分で購入しようとすると、ざっくり50万~70万ぐらいの資金を用意しなければなりません。
なかなか気軽にできるものではありませんよね。
それを解決できるのが投資信託で、投資信託では、多くの人の資金を集めて、トヨタ株を購入するので、自分が決めた金額を月額購入するだけで、好きな銘柄に投資することができます。
100円からスタートできる証券会社もあるので、まずは少額から、慣れてきたら増額するのも良いでしょう。
➁ 運用のプロに運用してもらえる
投資信託では、自分の投資したいパッケージさえ決まれば、あとはプロのファンドマネージャーに運用してもらうことができます。
もちろん、常に任せっきりではなく自分でも状況を把握しておく必要がありますが、基本的に日々のチャートをずっと追うなどの作業はなくなるので、働いている人にもおすすめです。
➂ 分散投資でリスクを軽減できる
投資信託は、そもそも、色々な国や投資商品に分散して投資する特性のものです。
そのため、単体に投資するよりもリスクを低減することができるのも魅力のひとつです。
④ 法律によって資産が保護されている
投資信託のメリットとして資産が保護されているということが挙げられます。
投資家と投資先の間には仕組みからもわかるように3つの会社が関与してきます。
その中で、投資家が購入した投資信託は基本的に信託銀行が預かっています。
信託銀行は、法律で銀行自身の財産とは区別して管理することが義務付けられているので、万が一信託銀行が破たんした時でも、投資家の財産は保護されるので安心ですね。
4 2つの注意すべき点
投資信託はメリットが多くありますが、注意しなければならない点が2つほどあります。
① 手数料
投資信託に直接かかる手数料には
・購入時手数料(購入時)
・信託報酬(保有時)
・信託財産留保金(解約時)
などがあります。
手数料は販売会社によってピンキリなので注意しましょう。
購入手数料はノーロード(手数料無料)がおすすめです。
私は、ノーロードの
楽天証券
を使っています。
信託報酬は管理運用のために支払う手数料ですが、こちらも商品によってもかなりの
差があります。
必ず、手数料は確認しましょう。
高い証券会社などは選ばないでください。
手数料が安いところに絞っていくと、自ずと証券会社も絞られてきます。
楽天証券
住信SBI証券
このあたりが無難でしょう。
➁ 短期間の運用には不向き
投資信託は、そもそもリスクを分散するためにいくつかの企業の株式をパッケージ化したものです。
個別株と違い1つのパッケージの中にいくつかの企業の株式があり、それぞれが上がったり下がったりしているため平均的にゆるやかな動きをします。
短期間で運用するのではなく長期間で徐々に上がっていく性質があります。インデックス投資といって経済を反映した株価の指標に連動した投資信託もあり、とても優秀な実績があるので、投資信託の中でもインデックス連動商品に投資していくことで長期間運用していく方向で気長に投資していきましょう。
5 おすすめは積立投資
投資方法には、一括投資と積立投資がありますが、初心者におすすめなのは
積立投資(つみたてNISA)
です。
つみたてNISAについては、また別記事で解説しますが、簡単にいうと、通常株式の配当金や売却益には税金がかかってくるのですが、つみたてNISAの枠内で投資を行うと特別に期間限定で非課税にしてくれるというお得な制度です。
とはいえ、投資信託自体、いくらプロが運用しているからといって、必ず利益が出るとは限りません。元本割れするリスクはあります。
リスクはありますが。投資の基本は
安く購入する
ということです。
明日上がるか下がるかわからない株価をずっと眺めて、今だ!というタイミングを見はからって一括で株式や債券を購入するのは、初心者が行うべきことではありません。
簡単に言うと、いつ安く購入できるタイミングかというのは選択できないのです。
分からないことを悩み続けていつ購入するかを考えるより、自分の意志に関わらず、定額で購入するシステム
積立投資
を選択しましょう。
こちらは、証券会社によりますが、基本的に月額指定が一般的ですが、日額指定できる会社もあるので好みで選んでみましょう。
この定額購入法は
ドル・コスト平均法
といい、長期の積立投資においては、短期投資に比べてリスクが低い手法となります。
初心者には非常におすすめの投資方法です。
まずは、
- つみたてNISA(月額上限33,333円)
- 投資信託
- ドル・コスト平均法(定額購入)
で始めてみましょう!